二〇〇三年の年の瀬?にいろんな人の手を借りて
秋ケ瀬でショックを交換してかれこれ十年が経ちました。
既に十万キロを越えているにも関わらず放置していたショックをようやく交換。
いままで放置されていた理由はノーマルショックが抜けた時の様な挙動が無かったから。
(ノーマル末期は兎に角ぐらぐら、ふわふわでした)
或る日、京都で旧知の友人と車を弄くっている時に挙動の乱れを指摘されたが
乗車している当人は以前のノーマルショックの時の様な違和感は実は感じなかった。
しかし、年数も距離も普通の対応年数を猶に超えているので流石に交換。
今回はこの先何処まで乗れるかとの戦いの中、
黄色いのや他の舶来高級品を奢る事による過大な投資との批判を恐れ、
今回はコストパフォーマンスに優れた国産の雄、○ヤバの○クセルーGを選択。
(選択の理由は・・・オフ会で)
唯一の不安は何処を探しても殆どインプレがなかったこと。
そんななかで光明があったとするなら、書斎の仲間に数名の導入者がいた事。
其の方達の評判が後押しとなった事は事実。
(まあ悪くないよ、程度のものですけど良くないという言葉は無かった)
交換は過去の経験からゆっくり作業しても半日はかかりませんので余裕を持って先ず前足から。
ショックケースから古いショックを抜き取る。
驚いた事にフロントのショックは未だガス圧があって普通に反発する。
過去の事象からも、ガスショックでも劣化したものはロッドを押し込んでも戻ってこない筈で、
其の想像を越え、普通に戻って来た事に驚き。
距離と年月を思うと、此の結果だけを見ると○ルシュタインは耐久性に於いては大変優秀。
フロントから交換していたのでリアもこうだと新調の意味が無いかもと一瞬思った程。
そしてリア。
此方は流石に使用感が・・・押し込んだピストンは流石に戻ってくる事はなかった。
(此れが普通の十年十万キロ越えのショックのあるべき姿か、と)
さてショックを新調してテスト走行約百キロ。
市街地、高速、山岳での軽度のワインディング。
(あくまで馴らしなのであまり過激な走行はしていません)
先述の通り、リアの経たりは顕著でしたので、後部はかなり不安定だったのでしょう。
一番最初に変化に気付いたのはブレーキングの時のリアのホッピングがなくなった事。
○ルシュタインTCの特徴である突っ張り感はやはり独特です。
其のメリットとして兎に角挙動を押さえ込むため
フロントダイブが殆ど無かったのでリアの浮き上がりに気付かなかったのです。
(普段は荷物があるのでリアが浮くという感覚は無いので尚更)
○ルシュタインTCはしっかり感がとても強く、そのことで乗り心地が悪くなった等の話も聞きました。
そう思うと新しいショックは突っ張り感が薄くなった分全体の挙動もマイルドに感じます。
○ルシュタインTCと比べると結構動くなあという感じはあります。
もうひとつ今までとの比較として
伸び側の減衰がノーマル比で三割程度強化されているとメーカーは言う言葉通りかどうか
(縮み側は約一割強化とか)
旋回時にアウト側が突っ張らずイン側の浮き上がりが少ないので安定性、回頭性が向上。
それから・・・
・・・長いな。
質問があれば残りはオフ会で。
結果。945のショックはリアから経たるようです。
○ルシュタインTCは思ったより丈夫です。
しかし
ある程度の距離と年月を経たらショックは換えましょう。