プラグ ギャップの調整だ!!〜  

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ガソリン機関においては、圧縮された混合気に点火させるために点火プラグを使用し、その電極間に高電圧を印加し放電させる。事はご存じ。
その火花強さは、電極に放電が始まる電圧が高い方が強い。いわゆる要求電圧が高い方が強くなる訳だ。
その手法は・・・
◆1,点火系の供給電圧を高くする・・・・点火コイルを強くする。プラグコードを通電の良い低抵抗タイプとする。
◆2,自己火花放電電圧を高める・・・・プラグのギャップを広げてあげる。電極を細くする。
◆2,この方法だったら、ただで出来るよ!! ラッキー!!     


よっしゃ。 一丁 やろ〜ぜ〜

何故ギャップを広げると火花が強くなるの?  簡単に言うと・・・
川の対岸へ石を投げるとき5mと10mの対岸ではどちらが投げるときの力が必要ですか?
答は簡単・・・10mの方が、投げる時、エネルギーを一気に放出しますね。それと同じです。

それじゃー、15mは?屁理屈はそうだけど投げる力の限界が13mだったら届きません。
これがミスファイヤーです。むやみに広げれば良いってもんじゃー無い。
そこで、更に点火コイルや点火プラグコードを良い物に変えてエネルギーを高めてやればいい。

もう一方の電極を細くする、ワイドギャップが時代の主流ですが、この場合火花が強く
電極の摩耗が著しくなり耐久性に乏しい。  このことから細い電極の先に
耐摩耗性の高い「プラチナ・イリジウム・・」等を使うようになった。

このことから言えることは、耐久性さえ無視すればプラグはSTDでも、
ギャップ調整、プラグコードチューンでイリジウム以上の
性能が発揮できるのだ!!!!  どうだ参ったか!?


◆これが必需品のシクネスゲージ。Hideのは、0.01mm〜1.0mmまでのゲージだよ!
 プロ級になると0.001mmまである。(おいおい・・金箔たたいてんじゃねーぞ!!)

◆このシクネスを組み合わせて、狙いの厚さを作るのさ。  Hideの狙いは,1.2mm。
 よって、0.5mmと0.7mmを重ねて狙いの厚みを作る。   
 当然、0.9+0.3mmでもいいが、0.9mmなんて無いな〜。 この場合は、0.3+0.4+0.5mmとすると良い。ちょっと回りくどいか

◆このシクネスをギャップの間に入れて、隙間を合わせる。
 広げる方法は、0.7mmのシクネスでこじるように・・・・ちょっと邪道だけど、勘弁して!
 広げすぎたら、・・・・・・・・自分で考えて。簡単に固い物でたたけば良い。

◆広さシクネスで計るときの丁度いい広さ加減を知るには・・・・
  これは、タペットクリアランスのシクネスでの測定の時にも言えることだが
  この「抜き差しの手加減」が大切。コツだ!!
■プラグ取り付けで大事なことは、
   1,最初のねじ込みは、プラグレンチにプラグを差して必ず手で締めよう。 
     最初にネジが確実に噛んだかどうか、確認するためだ。
     いきなり、ツールを使って締めると・・・・最初に、斜めに噛んだ状態で無理矢理締めてネジを壊すことになる。
    
   2,確実にネジが噛んで有る程度回し込んだ後に、ツールを使って締め上げよう。
     トルクレンチが有れば良いが、ペットボトルの蓋を緩める、締めるときの力加減の倍くらいの感覚か・・・・・



■プラグの色々

■右から
  VOLVOの純正プラグ・・・焼け具合も余り良くないね。

  NGKプラグ・・・・同じ7番の熱価であるが、まだましな焼け方だな。
            国内の使い勝手では、6番が良いかもです。

  先端が、突き出たタイプ
         ・・・・燃焼室センター近くで燃やすことで、燃焼が良くなると
            思ってトライしたら・・・逆効果だった。

  プラチナプラグ
         ・・・・あまり効果はなかった。

  イリジウムプラグ
         ・・・・抜群の効果!!
             アイドリングの安定と低速のトルク感と滑らかさが増した。  
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この「抜き差しの手加減」が大切。コツだ!!
処女のあそこに抜き差しするときの感覚だそうだ!  昔、先輩に習った。

Hideは、経験がありませんと言ったら、
それじゃー、エンジニアとして一人前になれないと言われた。。。。。未だによく解りません。

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