吸気抵抗ダウン  エアクリーナーの改造  
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99/08/13 東京都 三鷹市で行われたグスタフの部屋、蕎麦OFFに参加した際

かたやんさん。管理人さんのENGルームに「毒きのこ」が生えていた。話を聞くと「短期栽培で即発芽、菌で毒されパワー感がでてくる」そうだ。
さっそく、繁殖菌販売店(カーショップ)へ。「あったあったこれだ!!」 「えっ!」値段を見て「最高級の松茸」クラスの価格に目を丸くしたまま帰宅。MU〜。
標準の「乾燥椎茸エアクリーナー」で最高の味を出せないか、いじくりを開始。

よっしゃ。 一丁作るぞ〜 
         
先ずは、バラシて構造を確認しよう!!
Fig−1 

Fig-2

Boxのリッドを持ち上げ、エレメントを外したところ。
エレメントの下は、Boxの隙間全部にスポンジが埋められ
ダクトカバーが着いてる。   なんじゃこりゃ〜
左記の物を外した。 上 ダクトカバー。下 スポンジ。
こんな物が入っている。これじゃエアクリーナーBoxの
チャンバー効果は、期待出来ない。
fig-3

Fig-4


みてよ。
ダクトがこんなに絞られている。これじゃ息苦しいよ。
・STDの空気の流れは、Fig−3の左側フェンダーの丸穴から、Fig-4 ダクトを通ってエアクリーナーBoxに導入される。
 が、BOXには、例のスポンジ、ダクトカバーが着いている為、
・結果的にFig-1のダクトカバーの開放部を通って、エレメントを通る。だからエレメントの汚れを見ると一部しか汚れない。
・これじゃーエアクリーナー「Box構造」のチャンバー効果は期待出来ない。し、ただの「通路構造」だ。
Fig-5                  Fig-6
   
こりゃ驚いた。

・おまけにこんな所で、こんなに絞り込んである。
・「流速を上げるため」言う方もあろうかと思いますが、
 ポートからこんなに離れていて、ターボ、インタークーラー
 と障害がある中でる個所を絞っても意味が無い。
ぜーん部 取っちゃえ!!
能書き

1、これはエアクリーナーBoxではない!  ただの「エアが通るだけの通路構造」となってしまっている。

2、しかも、BOXがスポンジで埋められていては、エアチャンバーとしては機能していない。
  またダクトを絞っていては吸気抵抗が大きくて吸気効率は悪い。・・・・と、最悪の構造だ!

3、実施のドライビングではどうか??  「常にアクセルは動いている」
  そのアクセルにいかに反応するかが問題であり、ドライバビリティを語るには、アクセルを
  踏み込んでからのレスポンスが重要である。

4、STDのエアクリーナーのレイアウトから言える事は、
  定常馬力、「例えば、アクセルをある一定にした時の馬力は出るだろう。」
  例えば各回転2000rpm、3000rpmをKeepした馬力はズーッと待っていれば多分出る。だろう。

5、が、しかし。このレイアウトでは、
  アクセルが動いた瞬間のレスポンスは、反応しずらい。
  2000回転Keepから、アクセルを踏んで2100→2200とEng回転が上昇する過渡の特性
  「トランジェント特性」は、リニアリティが無い筈だ!!

6、エアクリーナーの役目には、
  アクセル一定で、いかにスムーズに空気を吸わすか、だし
  アクセルが動いた瞬間に、要求供給空気量が変わった時に、瞬時に多くの空気が吸えるかである。
  その為には、BOX内は、チャンバーのように、空気の溜まりがないといけない。これがすべてスポンジで無くなっている。

7、よって、これら邪魔な物を外し、アクセル全開でのPSがアップすると言うより、
  「アクセルを踏んだ瞬間、瞬間の馬力の繋がり特性」を改善し、アクセルに対するレスポンスを
  向上させるのが狙いです。

効能
1、低中回転域のトルクのモリモリ感が違う。
  IDELから発進し、1900rpmから加給された感じがハッキリと判る。
  2500rpm〜3300rpmのトルクがアップした感じをハッキリ受ける。
  2速。で4000rpmちょっとまで、の吹けあがりが鋭くなった。
2、その領域で、クルージングしている時のアクセル開度が、若干少なくなった。
3、ENGブレーキの効きがへった。アクセルを戻した時の空送感が増えた。
4,アクセルOFFの時の、ターボチャージャーのウエストゲートバルブが開いて、ターボ圧を逃がす音が聞こえるぞ〜

今度は、更なる A/C通気抵抗ダウン & ホットエア対策だ!!〜

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