〜 ターボのワッシャーチューン 効果確認〜    実施 01/05/19
掲載 01/05/19

Hide号のMODIFYの全て

■VOLVO仲間達から、驚嘆の声!! あまりにも簡単なパワーアップに・・・。
 Hideは、このワッシャチューンの理屈は昔から解っていたのだが、トータルバランスのセッティングを目指す
 Hideは、足回り・ブレーキ回り・電装回り・・・とモディファイが進んで・・・やっと、ワッシャーチューンの時と判断し
 決行したのだ!!

■さて・・どのくらいの変化が有るのだろう。
 定量的に圧力計を設置して、計測を試みた。それだけじゃつまらないので・・・ワッシャー厚みに対する
 ブースト圧特性も考察すべく、3種類の仕様で計測しグラフ化してみたのだ!!

よっしゃ〜。 一丁 計るかぁ〜


■ブースト計

カーショップへ行くと何種類も有る有る
「高い」!!・・買えない(~_~;)

■やむなく
同じ圧力なんだから・・・・油圧計をターボブースト計に転用!!
負圧側が、計れないけど、勝負は過給圧だからOK!!

        
■秋が瀬OFFで、みんなの計測を行おう!!



■測定 結果
・ワッシャー無し  0.42kg/cm2 
・2.2mm      0.58kg/cm2
・3.2mm      0.65kg/cm2
■測定条件
 2速2000rpmからの定常走行から、一気に全開。
 @4000〜4500rpm時の最大過給圧を読みとり。

■定量化
3点の測定結果をグラフにすると左記に成る。
近似直線に置き換えると
相関係数が、1に近い非常に高い相関関係にある。
      
■ブースト圧の予測値
3.2mm以上のワッシャーを挟んだときのブースト圧は、左上の関係式y=0.0746・・・・で、求めることが出来る。

 *5mmいれれば、0.8kg/cm2が計算上求められる。

■逆に、このグラフを元に
ワッシャー 0mm時のブースト圧が求められれば、狙いのブースト圧にしたい時のワッシャ厚も求められる。

■さて・・・3.2mm・・・その効果は

1.明らかに2.2mmより全体のトルクが上がった。
  確かに、ピーク過給圧が上がっているが、高回転のパンチ、パワー感依りも、2800〜3500rpm辺りでのトルクが盛り上りが著しい。
  0.2kg/cm2も過給圧がかかっているとモリモリした感じがハッキリしてくる。
  全体に、ますますアクセル開度が減ったし、もうちょっと加速したいとき、そこからアクセル踏み代が確実に減った。
 
2,やっぱり全体に、インジェクションセッティング(燃調)が薄いな〜〜。
  もうちょっとリッチ(濃く)出来れば更にトルク感がハッキリとするんだろうけどな。

大丈夫かいな・・・・・・(~_~;)
 3.2mmだと、明らかに燃調が薄く感じるな〜〜。
 ただ、ブースト圧自体に対するタフネス・・・ターボプラスキットのブースト圧0.6〜0.8kg/cm2までかけている
 VOLVOの説明からすると大丈夫でしょう。

 但し、懸案視されるピストンの溶け・・・に至る原因は、プラグですから、プラグの熱価を6番→7番へ変更することで
 対処できるはず。

 点火時期、燃調が狂っても、ノッキングorパワーダウンに成ってもピストンの溶けには至ることは少ないです。
 プラグの熱価に注意です。

■注意  この改造による破損は、自己責任の上で行ってください。




■こうやって室内へ配管

 



■今回の計測に使用したワッシャは、
  2mm(実測 2.2mm)
  3mm(実測 3.3mm) を使ったのだ。
         
 代金 またまた  ただ ¥0円
   


■あくまでもこれは個人の責任の元に行ってください。
ブースと圧を上げることは、ノッキング、ENGの耐久性に大きく影響を与えます。
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